「ハーブ」と聞いても、そもそも何なのか、どう体にいいのかよくわからないという方もいらっしゃると思います。そんな方のためのハーブについての小さなおはなしです。
太古の知恵を現代に生かす
古代から、人類は植物をさまざまな用途に用いて命を長らえてきました。植物の中でも、特にハーブは紀元前から医療薬として知られていました。
当時の医師たちがどんなふうにハーブを使っていたのかを記した膨大な書物が残されています。そうした知恵が現代にも伝わっていて、薬学の基礎になっていたりします。
植物の見えない力
植物は、わたしたちに元気や癒しを与えてくれます。野生に生きる植物は、厳しい外界から身を守りながら、自ら生命活動を営んでいます。
根を張ったその場所から一歩も動くことなく逞しく生き延びる、という強いエネルギーがあります。人間や動物は、そうした植物の肯定的な生気を摂り入れて生きているといえます。
健康生活の強い味方
「ハーブが体にいい」といわれる理由の一つとして「フィトケミカル」が挙げられます。
野菜や果物にはポリフェノールやイソフラボンなどのフィトケミカルと呼ばれる植物性成分が含まれています。このフィトケミカルには、強力な抗酸化作用やがん予防、免疫増強作用など人の体にいろんなメリットがあるといわれます。
多くのフィトケミカルをとり入れたいところですが、毎食、野菜や果物を食べるのも大変ですよね。そこでおすすめなのがハーブティーです。たった一杯のハーブティーにもフィトケミカルがたくさん含まれています。
まるごとカラダに嬉しい
またハーブは、リラックスしたいとき、集中したいとき、巡りをよくしたいとき、不安から解放されたいときの味方になってくれます。美肌づくりを体内からアプローチしたいときにも重宝します。
ハーブは大自然からのプレゼントであり、わたしたちに元気と幸せをもたらしてくれる心強い存在です。
”今、ここ”の自分に合わせる
当店では、ハーブティーや精油を利用することが多いですが、ハーブサプリメントやハーブチンキ、フラワーエッセンスなどいろんなとり入れ方が可能で、それぞれのよさがあります。
ご要望があればレッスン等を通じて、その都度ベストな方法をお客様と一緒に考えていきます。
体調や精神状態は刻々と変化しています。細胞も生まれ変わっています。その変化にいち早く気づき、自分にとって適切な対処法を見つけてください。
心と体をラクにする方法
苦しいときはいたずらに抵抗せず、すべて受け入れ、病気や苦痛の意味に気づくことも回復の道となります。心と体は密接につながっています。心の方向性を軌道修正し、大らかで明るい思いを育てていきましょう。
ハーブやアロマの学びを通じて、心と体を楽にすることから始めてみるのもおすすめです。書籍やインターネットなどからの情報に限界を感じたら、専門家を探してみてはどうでしょう。きっと新たな発見があるはずです。
小さな習慣が家族の未来をつくる
ハーブを日々の生活に取り入れることは、ご自身だけでなく家族を守るための賢い選択といえます。先行きが不透明な今、いちばん必要とされているのは家族の助け合いではないでしょうか。健康は、大切な家族を支える基盤といえます。
毎日、いろんな問題が現れてきますが、植物の生き様を見習い、しなやかで粘り強い心身をつくっていきましょう。
あなたの家庭にもっと笑顔と明るさを広げるために、積極的にハーブを取り入れてみてください。